ある日ふと、抱き枕カバーを買わなくては、と自然に、本当に自然に思った。
抱き枕カバーと言っても、一般的な寝具ではないほうだ。
つまりはエロいほうだ。
女の子の18禁な絵柄が描いてあるほうだ。
なんでそう思ったのかと言えば、それは深夜、一人でアニメを見ていたからだと思う。
とあるアニメの女キャラが自分は好きですきで仕方がなかったのだが、それでも結局アニメはアニメだし、と思っていた。
現実にいるはずないさこんな子、と諦めていたのである。
いや、諦める、という言葉は、少し正しくない。
現実を見たのだ。
現実にこんな子はいない。それはもう、間違いないくらいに正しい。
諦める、というんじゃない。願うことそのものがおこがましいのだ。
しかし、そうは思っていても、やはり心の奥底で何かがくすぶっているような、そんなもやもやを抱えて日々を生きていた。
なんとかできないだろうか。なんとかならないだろうか。
そんな煩悶が常に頭の片隅で渦巻いていた。
そうして出た言葉が、そうだ、抱き枕カバー買おう。
抱き枕カバーさえあれば、あの子は、ずっと俺の側にいてくれるに違いない!
そう、俺は思ったのだった。
その日から抱き枕カバー探しに奔走し、そう苦労することもなく、あの子の絵柄を発見した。
白い素肌をさらけ出したあの子は、俺を見て微笑んでいる……。
やっぱりねぇ、寝るときはだれかが一緒にいてくれたらとても気持ちいいでしょう♪抱き枕カバーで少しでも安らぎをいっぱいもらっちゃってくださいね(笑)
今直ぐ購入しよう